専門書を見れば当期純利益（あるいは当期純損失）は、「企業活動による一会計期間の正味の成果を言う」と説明されている。
わかりやすく言い換えれば「当期の売上高から原価のみならず、販売管理費、さらには利息収支その他の費用を、ざっくり全部引いた残り」である。
ちやんと税金が払える程度に黒字であったなら、ここで税引き後の純利益（profit after tax）を考えるのが一般的である。
ところで当期純利益が企業活動の成否を示す真の“ボトムライン”か？と言えば、議論が多い。
企業間の業績比較のためには当期純利益ではなく、普通の営業活動だけに限った上での利益、すなわち売上高から原価と販売管理費だけを引いた「営業利益」の方が役立つという人が多い。
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